信楽に転勤してきて1年が過ぎ、「部長、いつか連れて行ってくださいね。」と言いながら具体的なお誘いのないうわさの紫香楽カヤッククラブ。やっと連れて行っていただきました。
「○○さん、明日琵琶湖にカヤックに行きませんか?」ゴールデンウィークの当直明け、突然のお誘いに「明日はあいにく友人と約束があるのですが…。」と答えた私に、「それは丁度良かった。じゃあ3人で」
と、どう丁度良いのかよく分からないうちにカヤックに行くことになりました。
初心者コースということで守山のとある駐車場から出発し、浮観堂でUターンして戻ってくるコース。まず駐車場でカヤックの組み立て、その後、部長のカヤックについてのレクチャーを受けました。
前日に聞いた服装の注意点は、①琵琶湖に落ちても良いように泳ぎやすいズボンにすること。②琵琶湖にはまっても良いように、汚れても良い靴で来ること。③琵琶湖に落ちたときのために着替えを持って
くること。当日は、琵琶湖に落ちたときにカヤックに這い上がる方法、遭難したときの合図の送り方、夜まで遭難したときの防寒具からライトまで、丁寧すぎる説明が続きます。「夜まで遭難することがあるん
でしょうか?」「いや、いまのところありません。」「カヤックから落ちることはあるんでしょうか?」「普通にしてたら落ちません。」あまりにも最悪の事態を説明していただいたので、こんな事は起こらないん
だと安心しきってカヤックに乗ろうとした矢先、「○○さん、ここは滑りますから気をつけてください。」先生が言い終わらないうちに、本当に滑って琵琶湖にはまってしまいました。
カヤックに乗って湖にこぎ出すと、想像していた以上にすばらしい気分が味わえました。横を通り過ぎる船の波にちょっとしたドキドキ感があったり、静かな湖面がとてもゆったりしてずっと漂っていたい
ような気分になりました。たぶん、行ってみないと解らない楽しさです。部長曰くもっと良いスポットもあるらしいので、また連れて行ってくださいね。
カヤックにはまっても、琵琶湖にはまらないように(落ちないように)しますから。