病棟紹介

1階病棟(重症心身障がい児(者))



病床数:60床

重症心身障がい児(者)の60床の病棟です。小児期から老年期まで様々なライフステージの患者さんがいます。多くは発達障害、摂食・嚥下障害、呼吸障害、消化器障害など様々な合併症を併せもっているため、個々の障害に対して病態把握、異常の早期発見、合併症予防が必要です。発達段階を見極め、患者さんの持つ能力を信じ最大限に引き出せるよう看護を実践しています。自らの欲求や思いを言語的に訴えることが出来ないため、療育活動や機能訓練を通し多職種で連携しながら、表情や少しの変化に気づけるよう心がけています。  


2階病棟(脳神経内科(神経・筋難病)・重症心身障がい児(者))



病床数:60床(神経内科22床 重症心身障がい児(者)38床)

脳神経内科22床と重症心身障がい児(者)38床の合計60床の病棟です。
脳神経内科には神経・筋難病の患者さんが入院されています。疾患の進行により、患者さん自身で日常生活を営むことが難しくなるため、日常生活援助を中心に看護を実践しています。患者さんやご家族の思いに寄り添うことを大切にかかわっています。重症心身障がい児(者)の患者さんは、成人期・老年期の方が多く、様々な機能低下が見られます。残存機能を活かし、多職種とも協働して日々の療育活動や患者さんが生き生きと生活できるように援助をして看護を実践しています。
 


3階病棟(脳神経内科、整形外科、外科、呼吸器内科)



病床数:60床

脳神経内科、整形外科、リウマチ科、外科疾患を対象とした60床の慢性期病棟です。神経・筋難病患者は疾患の進行により、セルフケアや意思伝達などが徐々に困難となってきます。生活に寄り添い、残存機能を最大限に発揮できるように個別性を重視した日常生活支援をしています。信楽地域の高齢者や神経・筋難病患者のレスパイト入院を受け入れ、共に生活するご家族の介護負担を軽減しています。
認知症や加齢に伴う身体能力の低下から生じる転倒・転落予防など、危険性を予測した看護実践に努めています。加えて、高齢者の尊厳を大切にし、患者さんにとって「その人らしく生きるとは」を患者さん自身やご家族、地域の支援者と共に考え、意思決定を支えています。
 


外来(標榜診療科:10診療科)



標榜診療科は、脳神経内科、呼吸器・循環器内科、小児科、外科、内科、整形外科、リウマチ科、歯科、リハビリテーション科の10診療科です。信楽地域に根ざした病院です。必要に応じて看護師が同行する訪問診療を行っており、医師の診療介助や生活指導を行い、安心して在宅療養できるよう支援しています。また外来通院患者においてもケアマネージャーや訪問看護師と連携をはかり、継続看護に努めています。甲賀市の結核検診、特定健診、胃・大腸がん検診、乳幼児の予防接種、乳幼児健診や学校健診後のフォローを積極的に受け入れ、地域の方々の健康増進にも努めています。   


手術室・中央材料室



重症心身障がい児(者)、神経・筋難病患者、高齢者に対し、必要とする手術を迅速かつ安全に提供できる事を使命としています。各病棟の手術看護チームメンバーで構成され、手術を行う時にはメンバーが集まり、安心できる看護を提供することを目標に術前・術後の病棟への患者訪問に力をいれています。中央材料室では、医療用の器械を消毒・洗浄・乾燥・滅菌を一括して行い、汚染範囲の拡大防止に努めるとともに確実な滅菌を実施し、安全な器械の提供を行っています。